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「ピアノの先生の処方箋」

 

突然ですが、問題です!
ピアノの練習として適している曲は、次のうちどれでしょう。

(1)少しだけ簡単な曲
(2)少しだけ難しい曲
(3)難しい曲

答えは(2)です。
なぜなら、簡単なら練習しなくても弾けてしまうし、難しくては、わからなくてやる気がなくなります。でも、ほんの少し努力して出来ると思える曲ならば、練習してみようという気になるものです。

そうした曲を生徒に与えるために、お医者さんが患者の話を聞き、今までのカルテを見て、処方箋を書くように、私も生徒の意見を聞き、今までのレッスン記録を見て、慎重に曲を選びます。

両手で弾く頃になると、曲集を用意しますが、1番が終われば2番へ、といった全員が同じ進み方をするわけではありません。なぜなら、一人ひとり、出来ないところも、好みも違うからです。

ここで、また先生の処方箋の出番です。
曲は、曲集以外に、クラシックに限らず、ポピュラー、アニメ、ジャズなど(大切なのは、その曲を使って、いま必要としていることが学べるかどうかだと思います)からも選びます。

ここで、お医者さんの処方箋と違うのは、お医者さんは薬を指定しますが、私は3~5曲の候補をあげるだけであって、最終的にどれが弾きたいかを決めるのは生徒自身です。生徒の”この曲が弾きたい”という思いが、やる気の一番の原動力になりますからね(^^)

こうしたことを、日々の家事をこなしながら考えているわけです。
今日も、トイレ掃除をしながら”○○ちゃんのレッスン・・・”と考えにふけり、途中でふと我に返ると、ブラシをかかげて固まっている自分の姿がおかしくて笑ってしまいました。

家事の途中で私が固まって動かないときは、レッスンのアイディアを考えているサインなのです(笑)